IKKHDチャレンジ

IKKHD CHALLENGE

ここから未来を創る

会社の未来を担う新規事業の構築に挑戦できる環境があります。

CHALLENGE 02

金融会社を立ち上げ

新規事業を軌道へ

アイ・ケイ・ケイキャピタル株式会社 代表取締役 菊地 正樹

アイ・ケイ・ケイキャピタル株式会社 代表取締役
ララ・クゥール株式会社 代表取締役社長

菊地 正樹

三井住友銀行で企業審査・営業戦略・法人営業を歴任。最終、本店の営業部長を務める。
2019年に新規事業創出のためIKKに出向、2020年1月に転籍し取締役に就任。
食品事業部の法人化をサポート。2021年11月からのホールディングス化を見据え、今後のグループ事業多角化を目的とした、CVC(コーポレートベンチャーキャピタル)戦略に当たり、IKKキャピタルを立ち上げ、代表へ。

1000億の規模を誇る、世界企業になるために。

「一人ひとりがリーダーとして
数多くの分野から選択・挑戦し新たな世界企業を創る」
IKKHDが掲げるビジョン2035の実現に向け、CVC戦略を担う金融会社を設立。
その代表としてイントレプレナー(社内起業家)の発掘と育成及び金融サポートに挑む
菊地氏に新規事業へのチャレンジを語ってもらった。

CHAPTER/01 若い経営者の
発掘・育成に注力する。

2021年3月、IKKグループ初のCVC戦略を担う金融会社「IKKキャピタル」が誕生した。IKKキャピタルを率いる菊地氏は日本経済を支えるメガバンクの法人営業などでキャリアを重ね、M&Aや新規事業支援などを行ってきたビジネスパーソンだ。

「IKKキャピタルは、IKKグループの新規事業立ち上げをサポートするために生まれた会社です。
新たな事業アイデアのフィージビリティ検証と、出資・貸付を行っていきます。」

IKKキャピタルの設立と前後して、IKKは2021年11月にホールディングカンパニーに。

「ホールディングス化によって、グループ全体で15名の社長を輩出する計画を立てています。そのためには、新規事業のアイデアを持った経営者人財を育てることが急務。私もM&Aや新規事業サポートの経験を駆使して、若い経営者の発掘と育成に注力していきます。」

IKKHDでは、これまでも介護事業を展開する「アイケア株式会社」、海外事業を牽引する「IKK INDONESIA」、食品事業を手がける「株式会社明徳庵」を立ち上げてきた。これらの事業とIKKキャピタルの狙いに違いはあるのだろうか?

「これまでの新規事業は、投資額も比較的大きく、立ち上げ時から相応の規模感がありました。しかし、昨今の新規事業のトレンドは小さくはじめて大きく育てる「スモールスタート」。小規模ではじめたスタートアップ企業の知名度が一気に上がることもしばしばです。
スモールスタートで新規事業を次々と生み出していくには、CVC戦略を担うIKKキャピタルの存在が強みとなります。」

CHAPTER/02 ビジネスを軌道に乗せた
食品事業部の熱いチャレンジ。

IKKキャピタルの設立前、菊地氏は食品事業の立ち上げサポートに注力した。食品事業部はフィージビリティ検証から商品開発、ビジネスインフラの確立を経て2020年10月に法人化を果たした。

「IKKでは、年間に約5000組弱が結婚式を行っています。1度に100名のゲストが訪れるとすると、年間50万人もの方が足を運ばれる計算になります。この方々に想いを込めて開発した商品が届けられないかと考えました。
当時は婚礼で贈る「引き出物」を外部発注していたため、IKKブランドの商品を生み出すことにしました。」

新郎新婦が感謝の気持ちを込めてゲストに贈る、引き出物という重要なアイテムを扱うことに決めた食品事業部メンバーは、商品開発においても妥協することなく品質と品位を追求していった。

「引き出物にはさまざまなアイテムがありますが、多くの方々に喜んでいただくためにポン酢やドレッシング、出汁などの調味料から商品開発に乗り出しました。IKKで活躍するシェフに監修を依頼し、コクや旨味、華やかな香りを極めた調味料を開発。健康にも配慮を重ねた商品は、モンドセレクションにおいて最高金賞を受賞することができました。」

明徳庵はウェディング事業との連携に加え、オンラインショップの立ち上げ、世界のバイヤーが注目するオンラインマーケット「アリババ」にも出店。その歩みを順調に進めている。

「事業の立ち上げも重要ですが、組織として着実に成長していくためには内部管理も大切です。さまざまな企業支援で培ってきた内部管理のサポートも引き続き行っていきます。」

CHAPTER/03 グループ成長の鍵は、
15名の社長&イントレプレナー。

IKKのホールディングス化とIKKキャピタルの設立によって、IKKHDで働くスタッフの意識にも変革が起きはじめている。新たな起業アイデアがスタッフ間で頻繁に話されるようになってきたのだ。

「新事業のアイデアコンテストを毎年開催しているのですが、今年度は20件ものアイデアのプレゼンテーションがありました。残念ながら事業化には至っていませんが、新規事業へのチャレンジ精神を持った、若い社員が多いことはIKKHDの強みと感じています。
なお、新事業のアイデアに制限はありません。事業分野の選定も、事業を行う場所も自由。いきなり海外展開も可能ですし、アイデアを持って入社し、起業にチャレンジすることもできます。」

入社後、すぐ起業にチャレンジできる可能性を持つIKKHDグループ。起業マインドを持った若者にチャンスの場が広がっている。

「メガバンクの経験から、スタートアップを志す若者が金融機関から融資を受けるハードルの高さを知っています。しかし、IKKHDのイントレプレナーであれば、IKKキャピタルが融資を含むサポートを柔軟に行えます。また、チャレンジが失敗したとしても既存事業の一員として力を蓄えることもできますし、次の事業にチャレンジすることもできます。」

2035年には「一人ひとりがリーダーとして数多くの分野から選択・挑戦し新たな世界企業を創る」というビジョンを掲げるIKKHDグループ。その実現には、これから生まれる15名の社長&イントレプレナーの飛躍が鍵となる。

「ウェディング事業を中心に、IKKHDは高い利益率で成長を続けています。しかし、1000億の規模を誇る世界企業になるためには新規事業の発展が重要です。これまでにないアイデアを持った若い人財がイントレプレナーとして活躍する未来をつくるため、私も全力でサポートしていきます。」

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